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様々な街を旅して、忘れられない街がいくつかあるけれど...そのひとつが、ブルージュ。
この街に滞在しているうちにその辿ってきた歴史を知り、それ故の落日を思わせる静かな佇まいを醸し出しているからだろうか? それがやけに私の心に響き、さほど広くない街を歩くに付けずっしりと心に焼きついたのだ。 ![]() 「屋根のない美術館」と称えられるブルージュは、中世の面影を残す街並みそのものが一つの美術館のよう...。 ![]() 古い建物のいびつな煉瓦の上に取り付けられた直線的な新しい看板、その対照的な美しさが目を引いた。 ![]() ブルージュの街並みを印象付けているのが階段状破風の煉瓦造りの家々。 独特の色むらのある煉瓦のおかげで何の変哲もない家や壁、通りでも絵になっていた。 ![]() この寂れた感じのカフェもブルージュの魅力かもしれない。 ![]() 実は、ブルージュを訪れた理由は、メムリンクの絵画を観る為とこの街の有名なボビンレースに触れる為だったけれど... もちろん、メムリンクの繊細で鮮やかなキリスト教絵画を堪能したし、美しいボビンレースにため息も出たけれど、 その以上に街の雰囲気に酔ってしまったのでした。
ガウディに出会う為にここスペインのバルセロナを訪れた私たち。
サグラダ・ファミリア聖堂は写真で見て、是非実物をこの目で見てみたいと願い、まずここからガウディへの憧憬が始まったのでした。 まだ未完成というのは聞いていたけれど、こんなにも完成する先が見えない建物であるとは... 内部に入って、その様子に愕然とした記憶が蘇ります。 しかし、そんなことで半減してしまった興味も鐘楼塔までこの脚で登り、その全貌をみることでガウディの偉大さ、 このサグラダ・ファミリア聖堂への彼の思い入れが感じられ、興奮したのでした。 ![]() カーサ・ミラと呼ばれる六階建ての集合住宅の屋上の換気塔は、宇宙人の顔のように見える。 この建物にはいたるところにガウディのアイデンティティを見ることができたのでした。 ![]() カーサ・ミラの屋上から遠くサグラダ・ファミリア聖堂が見えていた。 ![]() グエル公園には、彼らしい美しい色のモザイクタイルの飾りがいたるところに見る事が出来、目を奪われる。 ガウディの素晴らしさはこんな細かな部分にまで施された装飾にもあり、 ここでは時間を忘れて過ごしていたい気分にさせられたけれど、 限られた時間に過ごす旅行者はそのゆとりがなくバルセロナ市民が羨ましく思うのでした。 ![]() グエル公園に入ると石で作られた高架があり、この造形の奇妙さに平衡感覚を失い、立ち尽くすのでした。 ![]() 写真/Barcelona ![]() 木は眠っている。次にくる季節のために... 太陽の光は、たくさんの養分を注ぎ込みそれが溢れて木は目を覚ます。 一斉に萌芽は開き、新しい季節に輝くのだ。 日だまりの中の木はそう感じさせる生命力をほとばしらせていた。 そんなことを思いながら、博物館の冬の庭園を散歩したあの日を 写真を見ながら思い出している。 写真/Paris
列車での旅は、車窓を眺めたり、読書をしたり、眠くなれば居眠りをして...
列車に乗ってしまえば行き先まかせで 気分はのんびりというなれば受動態だ。 ![]() しかし、車での旅となれば、それは常に能動態で... 地図を広げ、行き先にあわせて、道を選び、標識に注意しながら、旅は進んでいき... 居眠りする暇もなく、景色に集中するのだ。 気に入った町や場所があれば、車を止め尋ねてみる。 自由で 旅の様子はどうなるかわからないという楽しみがあるのだ。 ![]() フランスの田舎は車でずいぶん旅をした。 名前も地図に見つけられないような村が 今となっては妙に思い出に残り、その景色が頭の中で何度も蘇ってきたりするのだ。 写真/Cote d'Or France ![]() スペインという国の時間感覚には馴染めないのだけれど... ここにはどうしてもみてみたいものが、二つあったので思いのほか長く滞在することになった。 そのひとつは、マドリッドのMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofíaに現在あるピカソのゲルニカ。 当時はプラド美術館別館にあったと思います。そのお話はまた別の機会に...。 そしてもうひとつは、ガウディの建築。 その為にバルセロナを訪ねた私たちは、トラムに乗ったり、歩いたりして市内に点在する様々なガウディに出会う為に探しまわったのでした。 写真はガウディの窓...デザインの奇抜さに目を奪われ、それを理解し作らせたこの国の気質に感激したのでした。 写真/Barcelona
南フランス〜スペインを旅した時、立ち寄った小さな街の美術館。
どこのまちだったか、曖昧な記憶になってしまい、当時のメモなどを探してみても 確証のあるものが見つからず...わからなくなってしまった。 確か中にはピカソの作品があったように記憶しているが... それはあれから十年以上も過ぎてしまって、バロセロナの美術館の記憶と交ざりあって、境界線があやふやな感じになってしまっている。 ![]() 当時訪れた街の名前を地図でたどってみて...ここがAntibesのピカソ美術館だったことを思い出した。 しかし、この作品のある美術館の入り口の情景は、今も目に焼きついているのだ。 この奥にはに海が見えて、それは素敵な場所だった。 記憶というものは、時間が経つと重なりあって曖昧になってしまうが、ちょっとしたキーワードで鮮明によみがえってくるものだ。 まるで開かなかった引き出しがあいたように。 写真/Antibes France ![]() 様々な街を旅した。 旅の途中の疲れた身体と心をカフェで一服して、癒します。 でも、ただそれだけでなく、ふれ合いでその街の人達の暮らしにちょっとだけ近づける場所だったりするのです。 写真/Piazza of San Marco Venezia
いろいろな所へ旅に出たけれど...また再び訪れたいと願い場所がいくつかある。
そのひとつがポンペイの遺跡だ。 ナポリ近郊にあるポンペイ遺跡は、古代ローマの都市と人々の生活ぶりをほぼ完全な姿で今に伝える貴重な遺跡。 古代都市の様子がまるで時が止まったかのように今に残されているのだ。 その、様子を見たときの衝撃を写真を眺めていると思い出さずにはいられない。 円形劇場の中。 ![]() ポンペイの中心地、フォロ。 ![]() ![]() こんなモザイクは、当時、犬がいかに ポンペイの人達と近しい存在であるかを物語っている。 紀元79年にはこうして飼われていたのだろうと思うと、犬と人間の関わりの深さを思わずにはいられません。 写真/Pompei
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